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屋久島の水・トイレ問題を町民レベルから解決していくための活動をしています。その活動報告をこちらのブログでUPしていきます。
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インディアンも彼らの聖地から追い出され、環境保護と管理の名の下、国立公園として出入りが禁止になりました。

保護するエリアがあるということは保護しないエリアがあるということなのです。これがアメリカ型自然保護なのです。国立公園内はさすがという感じですが、一歩出れば荒野が広がります。だからあっちは風景が不連続なのです。屋久島は森の風景が連続的です。屋久島型の自然保護があるのです。自然を単なるお金と保護でみていないのです。

屋久島の森の価値の、ある一面はアメリカ的な環境保護の眼鏡だけでは見えてこないです。屋久島の表面だけでなく内容の方にもふれてみるとおもしろいです。「どう変化したら、どう変化するか」という智慧があるのが、西洋の固定的な保護の自然観との違いでしょうか?いわゆるサンクチュアリ(いわゆる聖域)とは違うのです。
御神体に手をつけつつも先祖から引き継いだ宝物を子孫に引き継いできているのです。それは、過去から最近まで、いろんな時代の変遷をへて、ついには今にも至っているように見えます。

今世界は、アメリカ型自然保護にじゅうりんされ、保護の名の下、聖地・水源を奪われて貧困誘導され、その周囲の保護しないエリアはお金持ち(外国資本)に買われています。自然をお金として見ているだけなので開発され荒廃していっています。結局、そのこ住民にとって環境保護とはなんだったのでしょうか?

環境保護とお金で、精神と身体のライフラインである自然をとりあげられ、水道代が高いので、雨水を集めたら外国資本の民間会社から請求書がきたなんてことが、実際に世界で起きています。地元住民が「私達の自然を切り売りしないで!Our World is Not for Sale!」とプラカードをもっているのをインターネットなどで見かけます。
 
「環境保護と貧困誘導&開発(お買い上げ)」とセットで、公的機関のバックの援助と法でやってくるそうです。キーポイントは経済的ダメージです。経済的ダメージを負わせると、選択枝が限られ、深く考えず、なりふり構わず目の前的に判断するようになるので、お金で自由にできるようになるのです。

大方の良識ある人はそんな状態を現地に作ることは望んではいないのですが、耳触りのよい環境保護に踊らされていると、大枠では環境破壊と選択肢のない貧困と文化破壊を手伝うことになります。そこの自然と文化は終わりです。

二酸化炭素などのウソに踊らされて、世界の一部にしか過ぎない自動車所有者が環境保護の満足感を得るかわりに、結果的にその運動でたくさんの人の食糧を奪い、奪わずに済む命を奪っている現実に似ています。この現代、環境ほど(大事なのに)胡散臭いものはありません。「かっこいい単語」には要注意です!

 
実際、一昨年、中国とフランスの方が別々に、水を求めて屋久島にきたという情報がガイド筋から入ってきています。エージェントでしょうか?よもや日本の中央の方と繋がっていないかとは思いますが、去年は日本中の水源の森を調査にきたという話をインターネットなどで見かけました。屋久島もその一端でこられたのでしょうか?実際、中国は天候のことや、化学汚染等で安全な水不足で困っています。何らかの方法で協力し助けてあげた方がいいと思いますが、島民のライフラインが買われていってしまうのはどうかと思います。
 
保護・保全エリアに隣接した国有林や民有林等を、窮状のあまりお金で売ってしまうはめになりつつある屋久島の民間の経済状況の中で、安易な入山制限による経済的ダメージなどが、その後押しにならないように祈るばかりです。

世界のあちこちが、このパターンで困っていますが、これらを解決するヒントが日本の世界遺産である屋久島にはあるような気がするのです。西洋とは違う自然の見方や自然への向き合い方、良き悪しきを超えて様々な時代の試行錯誤の結果が目に見える形で教材として残っています。

日本は西洋の長短と東洋の長短が理解できるスタンスにあるような気がします。だからこそできることがあります。そういう意味で屋久島の森の持つ意味をよくよくみていくと、非常におもしろいと思います。
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