屋久島の水・トイレ問題を町民レベルから解決していくための活動をしています。その活動報告をこちらのブログでUPしていきます。










(08/28)
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(06/16)
(04/05)
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HN:
No Name Ninja
性別:
非公開




(01/22)
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屋久島の環境保全に関わるアイデアを多岐にわたり提案してきました。
そのひとつに、特区申請による「屋久島町が主体になったシャトルバスの完全予約制システム」があります。
その利点は、混雑緩和への道が開け、観光の質が高まり、環境と観光の両立ができることです。

現在のシャトルバスシステムは、
全体では(登山路線バス&貸切バス)で構成され、無秩序な運行により、特定時刻に大型バスが何台も集中し、却って登山口での大混雑を生み出す元凶になっています。登山口で混雑状態ができているということは、トイレも大混雑。奥の登山道も大混雑、観光ポイントも大混雑、縄文杉も大混雑で、途中の離合も混雑が生み出され、登山道の脇もあれやすくなります。
シーズンにはバスが16台以上入ることもあり、代狭い車道でのバスやタクシー同士のはち合わせ等で、危険で、離合も時間がかかります。お客さんからの視点に欠け運賃も高く、古いバスが黒煙だしつつ走っているのもたまにみかけます。かえって環境影響と観光の質を低下させている現状があります。
また島民料金の設定がなく、島民が山に自由に入れない状況が生まれつつあります。こんな声が・・・
「今まで何億円と道路整備やトイレの維持管理に町民のお金(税金)を出してきたのに、なぜ島民料金がないのか?バスやタクシーはその舗装路の上を走らさせてもらっているのではないか?なぜ還元がないのか?
それに、今まで自由に子供や孫をつれて山に遊びにいけたのに、入山規制?しかも家族親戚でいくとすぐ一万円近くかかる。一般の島民にとっては高額なお金だ。小杉谷での恒例のお花見するのにも多額のお金がかる。公務員とかお金を持っている人、会社の社長とかじゃないと、自由にいけるところでなくなりつつある。
環境保全金なども一人ひとりに上乗せされているが、そもそも環境保全に島民のお金では限界があり、もはや賄えないので、受益者負担で来島者のかたにご負担戴いているのではなかったのか?」
島の人と自然のつながりや文化がなくなっていくのは、ゆゆしき問題です。そして町民のお金(税金)を観光関連業者に投入しているのに、島外や島内の観光関連業者のみ恩恵があり、さらに別途、島民は高額のお金をとられるこの現状はまずいと思います。観光の恩恵による還元が一般島民には、ない状態なのです。
特区申請による「町運営による完全予約制シャトルバス・システム」は、上記をすべて解決すると思います。
まず、登山コースの混雑は、時間的に空間的に一点集中するために起こっているだけで、時間がずれればガラガラなのです。我々の調査ではバスが2~3台重なったら混雑が起きるのを観察しています。しかし、バスが15分に1台づつだと混雑が全般的に発生しないのも観察しています。
15分程度に1台のペースで、バスが出発すればよいだけです。高速バスの待合所みたいに、決まった時刻に人が集まるだけなので、それに応じて登山道の各受け入れ施設の規模も決定できます。あらかじめ人数がわかるので、バスも乗客の少ない空バスを走らせなくてよいので経費節減になります。
これは2年前から行政にトイレ問題解決のために、お願いしてきたことです。バス相互の自主的調整でなんとかするのだということでしたが、実際おととい私がいってみると、バスが3~4台と一点集中し、全体では400人規模しか入っていないのに、奥のトイレも登山道も大混雑でした。
今度の登山規制、 「入山制限(450人)をすれば、環境が守れる」「質の高い観光ができる」とあさはかに考えている人が、官公庁やメデイアや研究者の中にいるなら、この現実をみせてあげたかったです。今のままでは、入山制限しても無意味です。ハード面の整備、受け入れシステム等のソフト面に、何の努力もせず、ポーズだけ環境保全を歌ってもだめなのです。屋久島の環境も観光も破壊されてしまうのです。
観光というと、お金や慾の亡者のようにとられがちですが、本来の意味は字のごとく、「光を観る」です。
観光を、単なるお金の流れる世界にしてしまうか、「光を観る」お金の流れる世界にし、島民が観光客の方と世界遺産の豊かさを分かち合って世界貢献していくかは、今からの決断と行動力です。
転勤していってしまう方達、経済変動に無関係な公務員給与の方達、外から見ている研究者の方達、メデイアの方達は、大変でしょうが、ずっと島に残ってやっていく島の人の立場にたって、どうか優しい気持ちになって、何を自分の仕事として屋久島や子孫に残していくのか、よくよく考えてほしいと思います。そしてどうか重要会議で「安易に流されていくような悪い踏襲案」を黙認しない勇気をもってほしいのです。
島の人の屋久島を愛する気持ちは本物です。観光関連業者も島の自然が壊れてしまえばいいなどと誰も考えていません。「受け入れの努力工夫尽くしてもダメなら入島制限やむなし」と考えている島人がほとんどです。むしろ自然も文化も壊してしまうのは、安易な環境保護なのです。「環境」と言う耳触りのよい言葉に騙されてはいけません。
ちなみに意見聴取の場や官公庁の方に、繰り返しお薦めしているアイデアを、もう少し紹介します。
現在バスが、ハイシーズンのみですが、縄文杉コースの狭い山の中に16台とか入っていっているわけです。
片道40分弱なので、1時間30分あればスタートの停留所に戻れます。つまり同じバスを往復させれば、4~5台だけを山に入れて循環させるだけでよいのです。
発車間隔が決まれば、離合ポイントもきまってくるので、はちあわせ渋滞もおきません。約15分間隔が厳守されれば、トイレ混雑はおきず、雨天時の休憩所や弁当を食べる休憩箇所や各トイレや離合路等の整備すべきハードの規模も算出でき、小規模に限定できます。
そして整備し、山にかかる維持管理費をキチンと算出し、財源として受益者負担金等をキチンと登山口やバス等でおりこんでお願いすれば、後は維持管理のための環境スタッフのシステムを構築すれば、もう荒れることはありません。縄文杉コースに関し、トイレ問題も混雑問題も環境問題も観光の質の問題もほぼ解決です。

バスが15分間隔ででても、1時間で4台です。1台約50人乗るバスなら、1時間で200人運べます。
3時間で600人です。同じバスが午前中3往復、午後3往復するだけで済みます。
専属のバスになれば、バスの運転手さんの日昼の別のバス業務があわさる過労問題が浮上してきていますが、その点無理なく、安全です。それに経費が3分の1になります。今まで別々のバスが何台も上がっていたのですから。
当然民間の貸切バスは、車両通行規制の対象になります。シャトルバスに1本化です。何のための車両通行規制なのか考えれば当たり前です。どうしても入りたいなら、登山口駐車場の整備と車両通行規制撤廃等の代案を出し、皆を納得させるべきです。
特区にして法律をキャンセルし、町が主体となって運営すれば、今まで町民のお金が手出しされる一方であったのが、いったん町にお金が入ります。島民への還元が可能になり、経済的配慮、積極的な保全対策や文化維持も可能になります。当然交通機関を儲けさすために、3社しかないので、そこから出向・借り上げの形をとって、通常より充分高値に設定したらよいと思います。
そして環境バスを十台とか買わずとも、4~5台環境バスをそろえればOKです。
各社に2台づつくらいを、売上積立から補助して、残りを分割払いにしてあげれば実現可能となります。
現在古いバスばかりあがっていて、シャトルバス(登山路線バス)は環境のためにも何もなっていません。
バス料金も経費が3分の1になりますので、安くできます。観光客や島人にも恩恵があります。
幸い?現在のバス料金が高いので、そこに環境保全協力金をおりこんでも、リーズナブルな値段に設定できるのではないでしょうか?数年前までやっていた直通便も部分的に復活させれば、なお観光客にとって便利です。現在は行き帰りとも、途中下車システムのため、高額になり雨ざらしでかわいそうです。
今まではマイカーで登山口まであがっていたのが、今年現在、「環境と混雑緩和と安全」をうたって、車両通行規制を通年化としましたので、バスにお金が莫大に落ちるようになりました。マイカー時に比べれば上記のシステムでも十分収入があがったはずです。レンタカー会社などや観光客、皆が我慢している中、バスだけ協力しないのは皆が納得しません。シャトルバスや車両通行規制の目的は、「環境と混雑緩和と安全」です。観光地の責任として「観光客の利便性の確保」も大事なことです。
現在は、お金の流れが、島の外や民間組織にいっていしまい、島民へ流れてこない体勢になっています。
島のバスの運転手さんの給与や待遇が、めちゃくちゃよくなったという話も聞きません。
シャトルバスでの、大きな「お金の流れ方」を町民がキチンと把握することは、島民が自然保護にとりくんでいく財源を確保し、暮らしを守り、豊かな質の高い観光を実現する上で非常に大事です。
私は、儲けることが悪いことだとは考えていませんし、皆に儲けて豊かになってほしいと考えています。他人を儲けさすことが大事です。そのことが全体を潤わせ、観光を豊かに組み立てるゆとり、自然をまもるゆとりや優しさを生み出すのだと思います。

今、屋久島の郷土料理屋さんや民宿は経営難のところも出始めています。いいお店ほど小規模です。安易な入山制限をすると、そんな味あるお店屋さんからなくなっていくのです。なんとかバーガーみたいな経営のお店屋さんは大手パイプがあるので生き残ります。良いものから淘汰されていく危機にあるのです。
完全予約制は、皆を良い方向に活かすこともできれば、やり方によっては、団体旅行優先になり、入山制限450人案とセットになって、飛行機の空席押さえのように、一般個人客や良質の小規模民宿や飲食店、小規模経営ガイドから完全に仕事の機会を奪ってしまう「一般観光客や良質の小規模経営者の締め出しシステム」に変貌する可能性もあります。
ですから、シャトルバスの予約システムは、民間でなく公的組織が関わるべきだと考えますし、システムを決定する山岳部車両運行対策協議会のメンバーは、大型組織のトップやその社員、バス中心の今の構成メンバーだけでは、らちが明かないのです。各異なる分野の方にも発言権をもたし、民宿、ガイド、現場の方や小規模経営の方、一般町民の意見を代弁する区長さん、バスの運転手さんなどもメンバーにいれるべきだと思います。
本当は、提案されてきた意見案を会議でどう図ったのかも、その論拠とともに町民に明らかにすべきです。
キャッチボールが必要です。町民から、その具体案の検討過程がみえません。
ちなみに800人超える日は何間で4日しかありません。完全予約制で空いている日を半年以上前の予約打診の段階で団体旅行の旅行会社と調整すれば、200人程は他の日に回せます。そういうことも何もまだチャレンジしていません。おおげさな入山制限で屋久島に負の財産をのこす前にやるべきことがあるのではないでしょうか?
屋久島の山桜を島民がいつでも愛でられる文化が残ったらいいのになあ。

体験教育社ヤクシマーズ http://www18.ocn.ne.jp/~tainoko/
そのひとつに、特区申請による「屋久島町が主体になったシャトルバスの完全予約制システム」があります。
その利点は、混雑緩和への道が開け、観光の質が高まり、環境と観光の両立ができることです。
現在のシャトルバスシステムは、
全体では(登山路線バス&貸切バス)で構成され、無秩序な運行により、特定時刻に大型バスが何台も集中し、却って登山口での大混雑を生み出す元凶になっています。登山口で混雑状態ができているということは、トイレも大混雑。奥の登山道も大混雑、観光ポイントも大混雑、縄文杉も大混雑で、途中の離合も混雑が生み出され、登山道の脇もあれやすくなります。
シーズンにはバスが16台以上入ることもあり、代狭い車道でのバスやタクシー同士のはち合わせ等で、危険で、離合も時間がかかります。お客さんからの視点に欠け運賃も高く、古いバスが黒煙だしつつ走っているのもたまにみかけます。かえって環境影響と観光の質を低下させている現状があります。
また島民料金の設定がなく、島民が山に自由に入れない状況が生まれつつあります。こんな声が・・・
「今まで何億円と道路整備やトイレの維持管理に町民のお金(税金)を出してきたのに、なぜ島民料金がないのか?バスやタクシーはその舗装路の上を走らさせてもらっているのではないか?なぜ還元がないのか?
それに、今まで自由に子供や孫をつれて山に遊びにいけたのに、入山規制?しかも家族親戚でいくとすぐ一万円近くかかる。一般の島民にとっては高額なお金だ。小杉谷での恒例のお花見するのにも多額のお金がかる。公務員とかお金を持っている人、会社の社長とかじゃないと、自由にいけるところでなくなりつつある。
環境保全金なども一人ひとりに上乗せされているが、そもそも環境保全に島民のお金では限界があり、もはや賄えないので、受益者負担で来島者のかたにご負担戴いているのではなかったのか?」
島の人と自然のつながりや文化がなくなっていくのは、ゆゆしき問題です。そして町民のお金(税金)を観光関連業者に投入しているのに、島外や島内の観光関連業者のみ恩恵があり、さらに別途、島民は高額のお金をとられるこの現状はまずいと思います。観光の恩恵による還元が一般島民には、ない状態なのです。
特区申請による「町運営による完全予約制シャトルバス・システム」は、上記をすべて解決すると思います。
まず、登山コースの混雑は、時間的に空間的に一点集中するために起こっているだけで、時間がずれればガラガラなのです。我々の調査ではバスが2~3台重なったら混雑が起きるのを観察しています。しかし、バスが15分に1台づつだと混雑が全般的に発生しないのも観察しています。
15分程度に1台のペースで、バスが出発すればよいだけです。高速バスの待合所みたいに、決まった時刻に人が集まるだけなので、それに応じて登山道の各受け入れ施設の規模も決定できます。あらかじめ人数がわかるので、バスも乗客の少ない空バスを走らせなくてよいので経費節減になります。
これは2年前から行政にトイレ問題解決のために、お願いしてきたことです。バス相互の自主的調整でなんとかするのだということでしたが、実際おととい私がいってみると、バスが3~4台と一点集中し、全体では400人規模しか入っていないのに、奥のトイレも登山道も大混雑でした。
今度の登山規制、 「入山制限(450人)をすれば、環境が守れる」「質の高い観光ができる」とあさはかに考えている人が、官公庁やメデイアや研究者の中にいるなら、この現実をみせてあげたかったです。今のままでは、入山制限しても無意味です。ハード面の整備、受け入れシステム等のソフト面に、何の努力もせず、ポーズだけ環境保全を歌ってもだめなのです。屋久島の環境も観光も破壊されてしまうのです。
観光というと、お金や慾の亡者のようにとられがちですが、本来の意味は字のごとく、「光を観る」です。
観光を、単なるお金の流れる世界にしてしまうか、「光を観る」お金の流れる世界にし、島民が観光客の方と世界遺産の豊かさを分かち合って世界貢献していくかは、今からの決断と行動力です。
転勤していってしまう方達、経済変動に無関係な公務員給与の方達、外から見ている研究者の方達、メデイアの方達は、大変でしょうが、ずっと島に残ってやっていく島の人の立場にたって、どうか優しい気持ちになって、何を自分の仕事として屋久島や子孫に残していくのか、よくよく考えてほしいと思います。そしてどうか重要会議で「安易に流されていくような悪い踏襲案」を黙認しない勇気をもってほしいのです。
島の人の屋久島を愛する気持ちは本物です。観光関連業者も島の自然が壊れてしまえばいいなどと誰も考えていません。「受け入れの努力工夫尽くしてもダメなら入島制限やむなし」と考えている島人がほとんどです。むしろ自然も文化も壊してしまうのは、安易な環境保護なのです。「環境」と言う耳触りのよい言葉に騙されてはいけません。
ちなみに意見聴取の場や官公庁の方に、繰り返しお薦めしているアイデアを、もう少し紹介します。
現在バスが、ハイシーズンのみですが、縄文杉コースの狭い山の中に16台とか入っていっているわけです。
片道40分弱なので、1時間30分あればスタートの停留所に戻れます。つまり同じバスを往復させれば、4~5台だけを山に入れて循環させるだけでよいのです。
発車間隔が決まれば、離合ポイントもきまってくるので、はちあわせ渋滞もおきません。約15分間隔が厳守されれば、トイレ混雑はおきず、雨天時の休憩所や弁当を食べる休憩箇所や各トイレや離合路等の整備すべきハードの規模も算出でき、小規模に限定できます。
そして整備し、山にかかる維持管理費をキチンと算出し、財源として受益者負担金等をキチンと登山口やバス等でおりこんでお願いすれば、後は維持管理のための環境スタッフのシステムを構築すれば、もう荒れることはありません。縄文杉コースに関し、トイレ問題も混雑問題も環境問題も観光の質の問題もほぼ解決です。
バスが15分間隔ででても、1時間で4台です。1台約50人乗るバスなら、1時間で200人運べます。
3時間で600人です。同じバスが午前中3往復、午後3往復するだけで済みます。
専属のバスになれば、バスの運転手さんの日昼の別のバス業務があわさる過労問題が浮上してきていますが、その点無理なく、安全です。それに経費が3分の1になります。今まで別々のバスが何台も上がっていたのですから。
当然民間の貸切バスは、車両通行規制の対象になります。シャトルバスに1本化です。何のための車両通行規制なのか考えれば当たり前です。どうしても入りたいなら、登山口駐車場の整備と車両通行規制撤廃等の代案を出し、皆を納得させるべきです。
特区にして法律をキャンセルし、町が主体となって運営すれば、今まで町民のお金が手出しされる一方であったのが、いったん町にお金が入ります。島民への還元が可能になり、経済的配慮、積極的な保全対策や文化維持も可能になります。当然交通機関を儲けさすために、3社しかないので、そこから出向・借り上げの形をとって、通常より充分高値に設定したらよいと思います。
そして環境バスを十台とか買わずとも、4~5台環境バスをそろえればOKです。
各社に2台づつくらいを、売上積立から補助して、残りを分割払いにしてあげれば実現可能となります。
現在古いバスばかりあがっていて、シャトルバス(登山路線バス)は環境のためにも何もなっていません。
バス料金も経費が3分の1になりますので、安くできます。観光客や島人にも恩恵があります。
幸い?現在のバス料金が高いので、そこに環境保全協力金をおりこんでも、リーズナブルな値段に設定できるのではないでしょうか?数年前までやっていた直通便も部分的に復活させれば、なお観光客にとって便利です。現在は行き帰りとも、途中下車システムのため、高額になり雨ざらしでかわいそうです。
今まではマイカーで登山口まであがっていたのが、今年現在、「環境と混雑緩和と安全」をうたって、車両通行規制を通年化としましたので、バスにお金が莫大に落ちるようになりました。マイカー時に比べれば上記のシステムでも十分収入があがったはずです。レンタカー会社などや観光客、皆が我慢している中、バスだけ協力しないのは皆が納得しません。シャトルバスや車両通行規制の目的は、「環境と混雑緩和と安全」です。観光地の責任として「観光客の利便性の確保」も大事なことです。
現在は、お金の流れが、島の外や民間組織にいっていしまい、島民へ流れてこない体勢になっています。
島のバスの運転手さんの給与や待遇が、めちゃくちゃよくなったという話も聞きません。
シャトルバスでの、大きな「お金の流れ方」を町民がキチンと把握することは、島民が自然保護にとりくんでいく財源を確保し、暮らしを守り、豊かな質の高い観光を実現する上で非常に大事です。
私は、儲けることが悪いことだとは考えていませんし、皆に儲けて豊かになってほしいと考えています。他人を儲けさすことが大事です。そのことが全体を潤わせ、観光を豊かに組み立てるゆとり、自然をまもるゆとりや優しさを生み出すのだと思います。
今、屋久島の郷土料理屋さんや民宿は経営難のところも出始めています。いいお店ほど小規模です。安易な入山制限をすると、そんな味あるお店屋さんからなくなっていくのです。なんとかバーガーみたいな経営のお店屋さんは大手パイプがあるので生き残ります。良いものから淘汰されていく危機にあるのです。
完全予約制は、皆を良い方向に活かすこともできれば、やり方によっては、団体旅行優先になり、入山制限450人案とセットになって、飛行機の空席押さえのように、一般個人客や良質の小規模民宿や飲食店、小規模経営ガイドから完全に仕事の機会を奪ってしまう「一般観光客や良質の小規模経営者の締め出しシステム」に変貌する可能性もあります。
ですから、シャトルバスの予約システムは、民間でなく公的組織が関わるべきだと考えますし、システムを決定する山岳部車両運行対策協議会のメンバーは、大型組織のトップやその社員、バス中心の今の構成メンバーだけでは、らちが明かないのです。各異なる分野の方にも発言権をもたし、民宿、ガイド、現場の方や小規模経営の方、一般町民の意見を代弁する区長さん、バスの運転手さんなどもメンバーにいれるべきだと思います。
本当は、提案されてきた意見案を会議でどう図ったのかも、その論拠とともに町民に明らかにすべきです。
キャッチボールが必要です。町民から、その具体案の検討過程がみえません。
ちなみに800人超える日は何間で4日しかありません。完全予約制で空いている日を半年以上前の予約打診の段階で団体旅行の旅行会社と調整すれば、200人程は他の日に回せます。そういうことも何もまだチャレンジしていません。おおげさな入山制限で屋久島に負の財産をのこす前にやるべきことがあるのではないでしょうか?
屋久島の山桜を島民がいつでも愛でられる文化が残ったらいいのになあ。
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